インタビュアー（記者）：PACkage（PNG esporsスタッフ）岡本

今回は、大乱闘スマッシュブラザーズシリーズで活動し続けているプロゲーマー、「まさし」さんにお話をお伺いさせていただきました
まさしさんのTwitter
https://twitter.com/masashipit

岡本（以降「岡」）：本日はよろしくお願いします。それではまず、簡単な自己紹介からお願いします。

まさし（以降「ま」）：先日、PNG esportsのスマブラ部門に加入しました、まさしです。
普段からYouTubeで、動画投稿や生配信をしつつ、オフライン大会で結果を残すために日々努力してます。
（まさしさんのYouTubeはこちら：https://www.youtube.com/channel/UCffefYyFiafLbCAaGupd2PQ）

 

岡：いつからスマブラをされているのですか？

ま：スマブラ自体は「ニンテンドウオールスター!!大乱闘スマッシュブラザース」（スマブラ１作品目）の時から遊んでいますが、本格的に大会等に出場し始めたのが、「大乱闘スマッシュブラザーズDX」（２作品目）からですね。その時からオフラインの大会等にでていました。

岡：大会の経歴で、2005年に「Jack Garden Tournament」という大会で3位に入っているのが１番最初の大きい大会の結果のように見えるのですが、これはどのような大会ですか？

ま：これは京都で開かれた、当時のアメリカの１、2位のプレイヤーを招待した、交流をふまえた大会ですね。

岡：そのような大会で3位と言う成績はすごくないですか？

ま：今考えたらすごいと思いますね。ただ当時は、「勝てなかった」という悔しさの方が強かったですね。当時は若く、今よりも血の気が多かった、ではないですけど、やっぱり負けたことが悔しかったですね笑

岡：まさしくアスリートですね笑

 

岡：このような活動を続けていく上での１番の原動力はなんですか？

ま：とにかく楽しむことですね。このような活動って、笑っていると「ヘラヘラ」してると思われがちですが、勝つためには、「継続」していくことが１番大切だと思っています。
継続するためには「楽しむこと」が大事になってくる。勝つことも大切だが、勝つためにはとにかく「楽しむこと」を１番大事にしています。

岡：ことわざでいう「好きこそ物の上手なれ」ですね。好きという気持ちだけじゃ勝てないけど、好きという気持ちが大事というわけですね。

ま：そうですね。なので、勝った時もそうですが、負けている時は特に「どうやって楽しむか」を考えています。

岡：今も変わらずスマブラが好きなんですね。

ま：大好きです。
 

岡：今までで活動を続けていく上で、一番辛かった経験はなんですか？

ま：スマブラfor WiiU（前作）の時に1年以上勝てない時期が続いていて、その時が１番辛かったですね。勝ち方が全くわからず、ずっと悩んで、正直辞めることも考えました。でもその時に、DLC（ダウンロードコンテンツ）で追加されたキャラが想像以上に自分と相性がよく、それを機に勝てるようになりました。

岡：まさか、それが「クラウド」ですか？

ま：そうです。クラウドが出てから勝てるようになったし、今でもメインとして使っています。スマブラfor WiiUの最終的な目標が、スマバト（関西で１番大きな大会ともいえる）で優勝することだったのですが、クラウドがでて、練習を沢山積んだ結果、優勝することができました。その時にはスマブラSP（最新作）の話題も出てたので、本当に作品終盤で目標達成できたって感じでしたね。笑

岡：なるほど。まさしく諦めずに「継続」した結果ですね。
 

岡：少し質問のテイストを変えて、生まれ変わったら他の夢を追いかけたりしたいですか？

ま：いや〜。う〜ん。もう１回ゲームしたいな。笑
何回やってもやりたりないぐらいゲームが好きだし、面白いから、もう一回、今と同じ経験をしても面白そう。笑

 

岡：まさしさんにとって、最大のライバルは誰ですか？

ま：正直にいうと、ライバル的な人はいないですね。
今は誰が強いというか、全員が強くて。そう考えると、誰かに勝つというより、ひたすら自分の腕をあげなきゃいけないです。

岡：まさしく自分が最大のライバルってことですね？

ま：そうですね。常に自分のレベルアップをして行かなきゃいけない。
そのような意味でも、どっかで挫けたりしないように、「継続」していくことが大切だと思う。

 

岡：プロを目指したい方々にアドバイスをお願いします

ま：何かしら発信力を持つことが大切かなと思います。
もちろんゲームが際立つほど上手ってのも大切ですが、スポンサードされたり、チームに所属するってなったら、チームや企業側に利益を生み出す必要があると思います。そうなると、発信力が大切になってくる。言い方を変えれば、「行動力」ですかね。

岡：まさしさんの、PNG加入報告動画でもおっしゃっていた内容ですね。

 

岡：最後の質問になるですが、今後の夢、目標はなんですか？

ま：そうですね〜。スマブラって、人口がかなり多いゲームだと思うのですが、
自分と同じような活動をしている人にとって、参考になるようなプレイヤーになりたいですね。
もっと面白い物を発信して、スマブラを好きになってくれる人が増えてくれたらいいなと思いますね。

岡：この界隈を盛り上げていきたってことですね。

岡：本日はお時間をとっていただき、ありがとうございました!!

ま：ありがとうございました。

 

まるで純粋無垢な少年のように、どれほどスマブラが楽しいか、好きなのかを話してくださったまさし選手。
その上で常に上を目指す姿勢は「プロ」そのもだと実感した。

決してプロになるのが早かったわけでもなく、競技歴でいうとむしろベテランのようにも感じるまさし選手だが、
彼がインタビュー中に何度も言っていた「継続」が、まさしく今の彼を作り上げたのだと思う。

私たちも今後は、まさし選手をはじめ、PNG esportsの選手が活動をしやすい、
ベストなチームを作っていけるように頑張ります。

これからもまさし選手の応援を、よろしくお願いします。