福岡から東京へ上京した女の子が目指すゲームで繋がるオフラインコミュニティ(インタビュー記事)
福岡の博多で生まれ育った女の子は東京へ夢を見て上京し、新しい社会の形成を目指している。
本日はPNG esportsのストリーマーとして活動中のHarleyこと「はれちゃん」にインタビューしてきました。彼女の子供の頃から今に至るまで、そしてこれからどういった活動をしていくのかに迫ります。
はれちゃん(Twitter:@ciel00191)
取材班:本日はよろしくお願いします。始めに、自己紹介をお願いします。
はれちゃん:PNG esports所属のはれちゃんといいます。ゲームはフォートナイトを中心に活動をしていて、他にもモデルなどをしています。本日はよろしくお願いします。
ーー昔は劇団四季を目指して活動していたーー
取材班:はれちゃんの幼少期について教えてください
はれちゃん:福岡県の福岡市内に生まれ育って、本当に博多駅近くでずっと育ちました。いわゆるマンモス校、1クラス40名で6クラスあるような学校に通ってて、皆さんが思い描く福岡らしさというか、やんちゃな子、いわゆるヤンキーな子たちが多い中育ちました(笑)。
取材班:ということは、はれちゃんもやんちゃな子供だったのですか?
はれちゃん:いえ、私は小学校からバスケットボールをしていて、その影響もあってやんちゃって感じではなかったです(笑)。周りと比べるとおとなしい子で、バスケットボール部でも副部長とか部長とか、みんなを支えるような役割を担っていました。県大会や九州地方の大会に出ていくようなチームだったので、そういう意味で体育会系でした。ただ、バスケットボールをしながら、中心は劇団のスクールに通って、練習をしていました。
取材班:劇団ですか?いわゆる歌って踊って、みたいなものですか?
はれちゃん:歌って踊ってもしますが、どちらかというと演技の方ですね。友人たちと劇を見に行った時に感激してしまい、劇団四季に入りたいって思ったんです。
取材班:劇団、タレントって意味では近しいですね。今はもう目指していないのですか?
はれちゃん:小学校から劇団の育成スクールに行っていたのですが、専門学校へ通い始めたころに違和感が出てきちゃって...なんて言ったらいいのかな。私は劇団もしたいけど、もっと他のこともやりたいって思っちゃったんです。それで居ても立ってもいられず、いろんなことに手を出すようになっちゃいました(笑)。
取材班:どういうことをされていたのですか?
はれちゃん:そうですね。かなり多くのことを勉強しました。劇団の時からやっていた歌やダンス、演劇はもちろん、Webデザインのプログラミング、デザインなども勉強しました。アパレルをやっていたこともありました。
ーー兄からの誉め言葉、そして知人がプロゲーマーだったことがきっかけにeスポーツとゲームの世界へーー
取材班:今はYouTubeショートなどの動画投稿などゲームや動画、配信などの活動に力を居れらていますが、きっかけってあるのですか?
はれちゃん:小さいころから、ボンバーマンとかが大好きで家族でよくやっていました。ゲームが上手くなった時にお兄ちゃんから褒められて、それがきっかけで劇やバスケの合間もずっとゲームはしていました。昔から対戦ゲームで人とわいわい戦うのが好きだったんです(笑)。特にeスポーツって世界に入ろうと思っていたわけじゃなかったのですが、2018年にeスポーツ元年とかいろいろと社会でも取り上げられるようになった中で、友人がプロ選手になったんですよね。それがきっかけで、よりゲームやeスポーツに興味を持って、より大会を見たり、プレイしたりするようになりました。2020年まではずっと端から見ているだけだったのですが、GGC、GAME GIRL CONTEST(※)が開催されて、応募者募集の広告を見て自分も配信してみようと想い応募して配信活動を始めました。
※GAME GIRL CONTESTとは、女の子たちが配信を行い、SNSでのRTなどのポイントを競い合うコンテスト。入賞者にはスポンサーの賞品やアンバサダーになる資格が与えられる。第2回目は2021年夏に開催予定。http://game-girl-contest.site/
ーー目指したいのは人と人のつながりが強い社会ーー
取材班:なるほど、手ごたえはどうでしたか?
はれちゃん:すごく楽しかったです。たくさんの人が見に来てくれたり、SNSや配信で、コメントしてくれたりデジタル上でのつながりをたくさん感じることができました。自分の言動にリアクションが返ってくるのが嬉しかったです。でも、その一方でコロナの影響で昨年はオフラインのイベントや集会ってのができない年だったので、なんだか寂しいなって感じもしました。もっといろんな人と体験を共有したい、楽しみたいって思うようになりました。
取材班:確かにそうですね。昨年は様々なイベントが中止やオンライン化され、寂しかったです。
はれちゃん:そうなんです。でも、2018年からいろんなイベントなどを見ていたこともあって、私もイベントや体験を共有できる場を提供したいなって思いました。作る側で関わりたいって今は思っています。
取材班:実際に何か予定や考えられていることってあるのですか?
はれちゃん:実は、今年中に法人を立てて起業するんです。もともと、福岡から東京へ上京したのはより広い世界や社会を知りたい、挑戦したいって想いがあって、実際にいろんな人に会って話をしているうちに起業しようと思いました。コロナもあるので今年はどこまでできるかわかりませんが、私を含めてみんなに体験を共有できるタレントとイベントをやっていこうと考えています!もっと多くの人とたくさんの体験を共有して、一緒に楽しい、面白いが実現できたらなと考えています。デジタルやオンライン化もいいのですが、まだまだ私としてはオフラインの方が楽しいなって感じちゃうんですよね。だから、今はオフラインの体験共有に集中して、それこそ技術が発展してきてオンラインでもオフラインと同じぐらいの質になってきたら、考えようと思っています。
取材班:めちゃくちゃ応援します!最後に、これを読んでくれている皆さんに一言お願いします。
はれちゃん:東京発、日本発で皆さんに楽しんでもらえるコンテンツをこれからどんどん発信していきますので!一緒に育てる気持ちで応援してもらえると嬉しいです!皆さんとお会いできる日を楽しみにしています!
取材班の独り言:この時代にイベントやタレントで起業するというのはなかなか険しい道だと思うが、「共有」というコンセプトは自分も昨年はイベントの自粛であまりなく寂しかったので、ぜひ頑張ってほしいです。これからの彼女の活躍が楽しみです。
はれちゃん(Twitter:@ciel00191)